エコペイズに登録した後の本人確認ではいくつかの書類を提出する必要があります。
いずれもスマホで撮影したもの、あるいはスキャンした画像などデータを送信するだけで良いので、わざわざイギリスまで書面を送付する必要はない点はありがたいのですが、イギリスのFCAから認可を受けている金融機関とあって日本の金融機関と比較すると用意すべき書類は多いです。
そこで何を用意するのか、それぞれご紹介しましょう。
身元証明書類【提出必須】
身元の証明とは、本人確認の一環として求められるものです。
身元証明にて提出できる書類は下記となっています。
・パスポート
・写真付き運転免許証
・マイナンバーカード
このうち、写真付き運転免許証とマイナンバーカードに関しては裏表双方の画像が必要です。
また当然ですが、いずれもはっきりと識別できるよう撮影・スキャンしたものでなければなりません。
文字が確認できない場合、登録が認められません。
あくまでも「審査してもらうために提出する」ものであることを忘れてはなりません。
文字が見えにくい、読めない、画像に全て収まっていない、見切れている部分があるといった場合には登録が認められない可能性もあります。
添付する際には第三者が見て文字の識別、記載されているすべての情報の確認が行えるのかをチェックしておきましょう。
画像の大きさに関しては特に指定はありませんが、あまりにも小さすぎる場合には相手が識別できなくなりますので、大きさも「相手が判断できるのか」という点から考えましょう。
健康保険証は不可
日本国内であれば本人証明書としての効力を有している健康保険証ですが、残念ながらエコペイズの本人確認書類としては利用できません。
その理由は「顔写真がない」からです。
エコペイズの本人確認では顔写真付きのものである必要がありますので、顔写真のない健康保険証では本人確認書類としては認められていないのです。
住所証明書類【提出必須】
住所を証明するための書類も必要です。
住所証明を提出する理由としては、居住地の確認です。
国際的なマネーロンダリングが増えていることから、本当にその場に住んでいる人間のものなのかを確かめるためのものです。
提出できる書類としては下記が挙げられます。
・水道光熱費領収書
・銀行取引明細書
・住居証明書
公式サイトでは上の3種類が記載されていますが、他にも健康保険、国民年金、住民税、自動車税など公的機関からの請求書でもOKです。
これらの請求書が送られてくる住所であれば「住んでいる」との証明になるのですが、登録日から3ヶ月以内のものである必要があります。
この点もやはり居住実績を確かめるためのもので、本当に住んでいるのであれば3ヶ月以内の請求書の提出は決して難しいものではないはずです。
日付をチェックし、3ヶ月以内に発行されたものであることを確認してスマホでの撮影、あるいはスキャンしてエコペイズに送りましょう。
正確な住居表示を
ここでポイントとなるのが、登録の際の住居表示はここで提出した証明書の住居表示と同一である必要があります。
日常生活であれば簡易的な表示でも間違いないでしょう。
しかし、エコペイズに提出する書類は公的なものです。
例えばちょっとしたアンケートや、お店のポイントカードの会員登録程度であれば住所は「1-1-1」といった簡易的なものでよいでしょう。
マンション名も記載しなかったり、「1-1-1-301」など、郵便局が識別できる程度で十分です。
しかし、エコペイズに登録する住所は提出する書類と同じでなければなりません。
簡易的な形で記載した場合、エコペイズから「異なる住所」だと判断される可能性もありますので、公的機関からの請求書に記載されている正しい住所にて登録しましょう。
「紙」である必要性
昨今、様々なものがオンライン化されていますが、とても便利になっている一方で、エコペイズに提出する住居確認書類に関しては紙でなければなりません。
請求書に関しても例えば銀行であればオンラインでも確認できますが、オンライン画面のスクショでは残念ながら例え公的機関のサイトではあってもオンライン画面のスクショは証明書としては認められません。
オンラインサイトがだめというよりもオンライン画面は細工が行えますので、本当にサイトが作成したものなのか静止画からだけでは判断できません。
そのため、証明書としては認められていないのです。
自撮り写真【提出必須】
「自撮り写真」と聞くと、多くの方が抵抗感を持つことでしょう。
アイドル、あるいは若年層であればいざしらず、なぜ金融機関への提出書類に自撮り写真が必要なのかと疑問に感じる人がいるのも分からない話ではありませんが、こちらも本人であることを確認・証明してもらうためのものです。
繰り返しになりますが、近年は国際的なマネーロンダリングが問題視されています。
例え運転免許証やパスポート等の証明書を提出してもらったとしても、その顔が本人なのかは実際に顔を合わせた人間でなければ判断できません。
悪意を持って偽造されているものの可能性もあるのです。
しかし、自撮りの画像を提出してもらうことで運転免許証やパスポートの写真が正しいものなのかを判断できます。
普段自撮りなど行わない人にとっては少々照れ臭いかもしれませんが、公的機関に提出し、審査してもらうための大切な証明書になります。
自撮りの注意点
自撮りの際に気を付ける点として、余計なものを写さない点、顔をしっかりと画面に入れる点、さらには相手が判断できるのかという点です。
例えば逆光になってしまって判断できない画像や、顔が見切れているものなどは控えましょう。
自撮りに関しては何度でも自らで撮り直しができますので、自分のみが映っており、かつはっきりと顔を確認できるものにしましょう。
眼鏡程度であればよいのですが帽子、アクセサリ等も外しましょう。
自撮りの制限時間はありませんので、正しく識別してもらえる写真を撮影できるまでチャレンジしましょう。
身元証明書類+メモ+自撮り写真
基本的にはこれまでに紹介した方法に問題がなければ本人確認は終了するのですが、何らかの不備がある場合、身元証明書類に日付、さらには「for ecoPayz」のメモが分かるように自撮りした画像を提出するよう求められることがあります。
日本のサービスでこのような要求をされるケースはありませんので少々戸惑う人もいるかもしれませんが、このような形での再提出を求められる理由は確認書類だけでは審査に通過できなかったからです。
自筆のメモを記載した自撮りであれば、直前に撮影したものであるとの証明になります。
先からお伝えしていますが、エコペイズの審査は厳格です。
少しでも疑わしい点があれば解決のための施策を求めます。
メモを一緒に掲載する必要性
メモを一緒に掲載する意味が分からない人もいるかもしれませんが、メモはエコペイズからの指示です。
さらには日付を入れなければなりませんので、偽造が難しいです。
つまり、「画像に掲載されている人間がメモを書いて自撮りした」ことを証明するための手法です。
日本ではあまり見られないものですが、欧米等では決して珍しい手法ではありません。
決して相手をバカにしているとかではなく、本人確認のための確度の高い手法を用いているのです。
支払い証明
エコペイズから支払い証明を送るよう指示されるケースもあります。
この場合、「前回の支払いの証明」との記載があります。
先にもお伝えしましたが住居証明の場合、発行日から3ヶ月以内であればよいのですが、この場合は直近になります。
書類写真、あるいはスキャン画像にて提出することになるのですが、スクリーンショット、あるいはバイナンスの書類ではなく、あくまでもスキャン画像かスマホで撮影した画像でなければなりません。
web画面のスクショは簡単に加工できてしまうので、証明書類としては信ぴょう性が低いと判断していることが予想されます。
その点、PDFやスキャン、撮影画像は加工が難しいです。
仮に加工した場合、加工した部分だけ違和感が出てしまいます。
だからこそ、エコペイズも加工できない形での提出を求めているのです。
見せるべき点は「文字」
支払い証明の提出を求められた場合、気を付けるべき点は文字です。
相手は文字を識別しますので、住所、名前等が相手に明確に識別してもらえるのかを確認しましょう。
文字がぼやけている、ぶれている、あるいはスキャンの際の光加減によって黒くなってしまっていると識別が難しくなります。
この場合、再度書類の提出を求められる可能性があります。
文字が識別できるのかに留意しつつ、撮影やスキャンしましょう。
資金源
「資金源」という名称は日本人にとっては少々違和感があるかもしれませんが、いわば「収入先」だと考えてよいでしょう。
エコペイズとしては、違法性のある人間・団体との取引は許可しません。
健全な社会活動にて収入を得ていることを証明するために、どこから収入を得ているのかを証明する必要があります。
これまでの事例から、源泉徴収、銀行の明細書を印刷した書類、雇用保険受給資格者証、銀行の利用明細、夫の給料明細、社名入り給料明細、最新の残高証明書、年金証明当が認められています。
またブックメーカーで生計を立てている無職の方は、ブックメーカーからエコペイズに送ったベット履歴でも良かったとの事例もあります。
一方で市民税や県民税、三井住友銀行からダウンロードしたPDF、通帳写真では駄目だったとの事例もあります。
エコペイズの判断基準
エコペイズがここで判断したいのは、「どこから収入を得ているのか」であって経済力や本人証明ではありません。
例えば、市民税や県民税の課税証明書では資金源の証明として認められないのは、どこからお金を得ているのかが分からないからです。
ここでエコペイズが知りたいのは住宅ローンやクレジットカード等、お金を借りるための審査のような経済力ではなく、あくまでも「どこから資金を得ているのか」です。
実際、事例からも分かるように無職の方でも、資金源を明確に提示すれば審査に通過しています。
例えば社会的には無職に分類されるトレーダーであれば証券口座の写真、あるいは保有銘柄等は「資金源」の証明になります。
親の遺産で暮らしているのであれば、親から遺産を受け取ったことを証明するための書類を用意すればよいですし、年金受給者であれば年金をもらっていることを証明すればよいのです。
収入の額で審査結果が変わるのではなく、明確な資金源であることを証明できるかがポイントです。
なぜここまでこだわるのか
なぜエコペイズが資金源にこだわるのかといえば、国際的なマネーロンダリング対策です。
マネーロンダリングは日本国内だけではなく、国際的にも大きな対策が迫られている問題です。
そのためエコペイズとしても本人確認だけではなく、お金の流れを把握するために、資金源の「証拠」を求めています。
日本の金融機関だけを利用していると少々厳しすぎるのではないかと思うかもしれませんが、裏を返せばそれだけ慎重な審査を行っているからこそ、信頼できる金融機関だと考えることもできます。
その他の本人確認処理
他にも異なる方法にて本人確認処理が行われます。
その方法をいくつかご紹介しましょう。
PEPs
PEPsとはPolitically Exposed Personsの略称です。
政治的地位、あるいは会社幹部、取締役なのかを確認するものです。
これは文面で確認が来るだけで、かつ実際に就いたことがある場合であっても提出書類を求められることはなく、あくまでもメールにて伝えるのみではありますが、PEPsはいわばそれなりに影響力のある人間であることを意味します。
つまり、エコペイズ側としても丁重に扱わなければならない顧客になりますので、事前にPEPsかを確認しています。
もちろんPEPsではあったとしても手数料が安くなるとか、VIPランクを上げやすくなるといった物理的な条件面が緩和されるわけではありません。
むしろマネーロンダリング対策のためにより厳格な顧客管理が求められるもので、エコペイズが独自に策定しているものではなく、金融業界にて策定しているものです。
電話での確認
エコペイズから、「エコペイズに電話するように」との指示が来る場合もあります。
電話にて名前、生年月日、メールアドレスといった登録情報から、登録した場所、エコペイズの残高、さらには本に確認書類として提出したものなど、電話している人間と登録した人間が本人であるかを確認するためのものです。
エコペイズ側が、何らかの理由で本人なのか怪しいと感じたのでしょう。
そのため、わざわざ口頭での確認を求めています。
もちろん嘘をつく必要はありませんので、正しい内容を伝えましょう。
住所の入力方法の指定指示
エコペイズはイギリスの会社です。
公式サイトさらには日本語対応のサポートまで用意されていますので、日本人利用者でも不便さを感じることはありませんが、やはり異なる言語を用いる国のサービスとあってエコペイズが理解しにくい点が漢字です。
例えば住所に漢字を使用してしまった場合、改めてローマ字での入力を求められることがあります。
エコペイズとしても漢字は識別できないからです。
このような問い合わせを防ぐためにも、申し込みはローマ字にしましょう。
再提出のお願い
提出した書類の再提出を求められるケースもあります。
この場合、提出した書類をエコペイズが識別できないことが考えられます。
枠内に確認したいことが記載されていないとか、画像が適していない、書類に不備があるといった点も考えられます。
提出書類はそれぞれエコペイズが確認したいことを確認するためのものです。
その点が確認できなければ提出書類としての意味を為しませんので、再提出を求められます。
つまり、先に提出したものと同じ画像等を出したところで、再度書類の提出を求められるだけなので、先に提出したものとは別のものを用意しましょう。
ecoPayzの本人確認の審査時間
エコペイズの本人確認はどれだけ時間がかかるのか気になっている人も多いのではないでしょうか。
できれば早く審査を行ってもらい、エコペイズの機能を活用してオンラインカジノを楽しみたいと思っていることでしょう。
公式サイトでは2営業日以内とアナウンスしていますので、月曜日であれば水曜日、金曜日の場合には翌週火曜日に審査が完了する計算ですが、実際に利用者の声を聞いてみると2営業日で審査が通ったとの声もあれば、それ以上時間がかかったとの声もあります。
大前提として、本人確認書類など提出書類に不備がなければ審査は早いです。
しかし、不備がある場合にはエコペイズ側から連絡がくるので、時間がかかってしまいます。
また、審査リソースの問題もあります。
利用者の声でも挙げられていますが、季節・タイミングによって審査の時間が変わったとの声もあります。
そのため、審査申請が増えれば当然ですが時間もかかりますし、申請数が少なければ審査も早くなります。
審査結果が届かない
2営業日でと記載されているにも関わらず、2日はおろかそれ以上に渡って音沙汰がない場合には、サポートに連絡を入れてみるのも良いでしょう。
エコペイズが用意しているサポートは会員以外でも利用できますので、審査に申し込んだけどなかなか返信がない旨を記載しつつ、審査結果が届くのを待ちましょう。
しかし、再提出等では提出期限が設けられているケースもあります。
エコペイズ側からの返信が遅くなればなるほど、提出期限までの時間がひっ迫することを意味していますが、この場合もサポートに連絡を入れつつ返信を待ちましょう。
時間がかかるのは致し方ない面も
エコペイズの公式サイトでは2営業日とアナウンスしていますが、時間がかかるのも致し方ない側面があります。
それは、エコペイズの規模です。
イギリスの業者ではありますが、エコペイズは世界中の通貨を取り扱っていますので、イギリス人以外からの問い合わせ・申し込みもあります。
イギリス人、さらには日本人だけではなく様々な国の利用者を相手にしなければなりませんので、時間がかかるのは致し方ない部分があります。
エコペイズは決してオンラインカジノの専用ツールではありません。
FCAからの認可を受けている金融機関になりますので、オンラインカジノのために申し込みをしている日本人だけではなく、様々な理由でエコペイズに申し込んでいる人間がいます。
そのため、エコペイズの申し込みに時間がかかってしまうのも致し方ない部分があります。
国内の金融機関でも何らかのサービスに申し込んでも時間がかかるものです。
エコペイズはその対象が世界中となっているのです。
ある程度時間がかかるのは仕方ないと理解することも大切ですが、あまりにも時間がかかり過ぎている場合には一度サポートを通してアクションしてみましょう。